「復興史」という考え方

今週、大船渡で防災・市民メディア推進協議会の理事からの提案に考えさせられた。

 

「チリ津波の時のことをFMねまらいんで番組化したらどうかな」

 

最初は?? 東日本大震災ではなくチリ津波を何故?

よくよく聞いてみるとどう被災して大変だったかではなく、どのように復興に取り組んだのかの「復興史」を番組化してはという提案だった。

 

当時、被災した街を見た地銀の支店長が「大船渡はもう終わった」と言って拠点を閉鎖するほどの絶望感の中、5年で拠点を再開設するほどの勢いで街は復興された。

この経験は自分たちの誇りであり勇気に繋がるはずとのこと。

 

これまで「震災の教訓化」という目線で見てきた自分にとって全く気付かなかった視点であり、「チリ津波気仙復興物語」是非実現出来たらいいなと思う提案をいただいた。